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2003/10/20
菅代表・小沢前党首、秋田で政権政策をアピール
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民主党の菅直人代表は20日、小沢一郎前自由党党首とともに秋田県に入り、県連主催の集会に参加。集まった1500人を越える有権者を前に「東北から日本の政治を変えよう」と力強く呼びかけた。

 まずマイクを握った小沢前党首は、小泉首相について「改革を標榜しているが、庶民のためにどういう政策を実行したのか。地方の振興や農林漁業政策について何かまじめに言ったことがあるか」と厳しく指弾。また、日本道路公団の藤井総裁と国交省とのドタバタ劇については、「政治家と官僚との馴れ合い政治の象徴だ」と一刀両断にし、「小泉自民党に任せていたら日本は沈没する」と危機意識もあらわに訴えた。

 菅代表は、藤井道路公団総裁をめぐる問題の背景に触れ、「日本の官僚政治の問題は、個々の官僚の能力がないからでなく、政治が官僚に対して組織としての方向性を出すことができなかったから生まれている」と喝破。同時に、「今国交省がやるべきことは、省内にこれまでの道路建設の問題点を徹底調査するプロジェクトチームを設置することだ」と指摘した。

 さらに菅代表は、自民党のマニフェストにあたる「小泉改革宣言」について、「民主党は30年後、50年後にも安定した給付を維持できる年金制度改革案を提示した。ところが自民党は何もない。それどころか総理は、“自分の任期の間は消費税は上げません、辞めた後は上がるでしょう”などと言っている。こんな無責任な話があるか。まるで“ポスト小泉宣言”だ」と批判。「どちらが責任ある公約を示しているか、しっかり見比べて判断してほしい」と呼びかけた。

 また演説の中で菅代表は、総選挙の公示日前後に民主党政権の主要閣僚名簿を発表する考えを明らかにした。

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