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2003/10/26
民由合併導いた菅・小沢・鳩山3氏が苫小牧で揃い踏み
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総選挙公示前の最後の日曜日となった26日、民主党の菅直人代表、小沢一郎前自由党党首がそろって北海道入り。苫小牧市で鳩山由紀夫前代表と合流し、民主党・自由党合併の立役者の揃い踏みによる大街頭演説会が実現した。

 集まったおよそ2千人の聴衆を前にまずマイクを握った小沢前代表は、「鳩山さんとは、かつてともに自民党にいながら、内部からの改革は無理だとして離党し、党派の違いはあれど、新しい勢力を結集して改革をめざしてきた。そして今回、合併によって新しい民主党で一緒に政権交代を目指すことができるようになった」と感慨を込めて語った。その上で小泉政権について、「現在の厳しい経済状況、国際情勢の中で、どう国民を守っていくのかなどまったく頭の中にない」と厳しく批判し、自民党政治に終止符を打つべきことを呼びかけた。

 続いて菅代表は、小泉首相が、道路公団の藤井総裁を民主党・自由党合併大会の当日にぶつけて更迭しようとしたり、中曽根元首相への勇退勧告を総選挙公示間際のタイミングでいきなり突きつけるなどして混乱を招いていることを挙げ、「政権に居続けるためにはあらゆる手段を使うというのが、今の首相の姿だ」と批判。また、国からのひも付き補助金を全廃し、地方の裁量でお金を使えるようにする民主党マニフェストの政策を紹介し、「農林漁業を中心とした北海道の活力を活かしていくには、霞ヶ関にすべて指示されるような体制をひっくり返す明治以来の大改革が必要だ」と力説し、小沢前党首、鳩山前代表を内閣主要メンバーとする新たな民主党政権の誕生に力を貸してほしい、と訴えた。

 最後に発言に立った鳩山前代表は、「こうして3人で並ぶと、政権交代がそこまできたという大きな期待と実感が湧いてくる」と語り、「この選挙で、国が補助金によって地方を従属させるというこの国の形を逆転させる“平和的な革命”を実現しよう」と力強く呼びかけた。

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