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2003/10/28
「どげんしても勝ちたか」菅代表、福岡・天神で第一声
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民主党の菅直人代表は28日朝9時、衆議院総選挙の遊説の第一声を福岡市天神の岩田屋デパート前であげた。

 前夜の日本シリーズ第7戦での福岡ダイエーホークス優勝決定の興奮がまださめない天神でマイクを握った菅代表は、開口一番「ダイエーホークスの日本一おめでとうございます。タイガースファンの皆さんもリーグ優勝おめでとうございます。このエネルギーを民主党にもいただき、どげんしても勝ちたかー−−この気持ちで福岡にやってきました」と地元有権者に挨拶し、さっそく大きな拍手を浴びた。

 今回の政権選択をめぐる総選挙で問われている課題を菅代表は(1)脱官僚政治(2)脱集権政治(3)脱腐敗政治−−の3点だとし、この三つの原則に基づく民主党中心の政権を樹立することの必要性を訴えた。

 具体的な政策では、民主党のマニフェストに掲げる「5つの約束、2つの提言」特に2階建て所得比例型年金による安心できる年金制度の実現、国から地方へのヒモつき補助金の全廃、現状のイラクへの自衛隊派遣の反対、そして高速道路の原則無料化などに言及、「民主党が政権を取れば必ず実行する」と約束した。

 菅代表はまた、今回の総選挙が政権選択の選挙であると同時に、「新しい民主主義を作れるかどうかの選挙だ」と指摘。「汚れた金魚鉢を中にいる金魚はきれいにできない。新しいきれいな金魚鉢に金魚を移したうえで掃除するしかない」という例えを用いて説明し、「自民党を良くするためにも、今度は1回民主党に任せてほしい」とアピールした。

 地元候補者からダイエーホークスのジャンパーを着せてもらった菅代表は、聴衆の大きな拍手と歓声を浴びながら次の遊説先である山口県に向かった。

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