9月13日午前、党本部において第343回常任幹事会が開催され、新代表を選出する手続が承認された。
冒頭に岡田克也代表が挨拶に立ち、「代表に就任したときから、次の総選挙で政権交代することが最大の使命であると言って来た」と語り、それが果たせなかったため代表を辞任することを公式に表明し、次期執行部を決める手続を迅速に行うべきことを要請した。代表は選挙結果に触れ、「小泉首相は郵政民営化のワン・イシューで勝ったと言われるが、民主党が正面から政策を訴えて戦ったことは、長い目で見れば、日本の議会制民主主義のためになったと思う」と語り、「次の選挙が政権交代の最大のチャンスだ。そのためにやるべきことをしっかりやるしかない」と結んだ。
続いて藤井裕久代表代行が発言を求め、「議席を失ったので、代表代行の地位にとどまるわけにはいかない。代表を支える者としての責任も感じている。今後とも政権交代のために役立つことがあればやっていきたい」と述べた。
ここで川端幹事長が、規約上国会議員でなければならない常幹議長および代議士会長が不在のため、自らが議事の進行をすることを報告した。そして、選挙結果について民主党は獲得議席数よりも高い得票率を得ていることを指摘するとともに、選挙結果の総括は新執行部に委ねると報告した。
鉢呂国対委員長は、14日に各派協議会が予定されていることを含め今後の国会日程に関する報告を行った。
次に協議事項に移り、幹事長より新代表選出についての日程および手続として、代表選挙に関する特例規則を定めることとし、15日に行う両院議員総会において特例規則の承認を求め、17日に行う両院議員総会において新代表の選出を行うことが提案され、承認された。
参加した常任幹事からは、落選者に対する早急な対応をはじめとして、党再生に向けての積極的な発言がなされた。
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