民主党の菅直人代表は4日、遊説先の長野県松本市内で記者会見し、与党とのマニフェストをめぐる論争について触れて「与党が今後も連立を組むというなら、与党として統一マニフェストを提示すべきだ」と指摘。とくに年金問題で自民党と公明党がまったく異なる政策を掲げ、すり合わせもできずにいることを強く批判した。
また菅代表は、与党がイラクへの自衛隊派遣をかたくなに主張していることについて、「戦争状態に逆戻りしているイラクに自衛隊を送ることに対しては、与党支持者の中にも強い懸念がある。これは大きな争点になる」とし、自衛隊派遣に反対する人は、小選挙区ではもっとも当選の可能性が高い野党候補に集中する必要があるという考えを示した。
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