特別国会が召集された19日、民主党は衆議院本会議に先立って代議士会を開き、58名の新人議員とともに、会期問題、正副議長選挙、首班指名選挙などに臨む方針を一致した。
代議士会の冒頭、前議院運営委員会筆頭理事の高木義明議員が各派協議会での協議結果を報告。会期問題については、臨時国会を開催しないならば特別国会で十分な審議時間を確保すべきだと民主党が強く要求したにもかかわらず、与党側は9日間の日程案を押し通したため、本会議の採決では怒りを込めて反対したい、と提起した。また人事では、議長に自民党の河野洋平議員、副議長に民主党の中野寛成議員を選出する正副議長案を確認するとともに、首班指名選挙では会派として菅直人代表に投票することを改めて意志一致した。
これを受けて挨拶に立った菅代表は、首班候補に選ばれたことに謝意を表すとともに、「本来ならこの首班指名で小泉政権を退陣に追い込み、民主党中心の政権をつくることをめざしていたが、そうならなかったことについて私も責任を感じている。次回の選挙後の特別国会では、必ず民主党の推す首班候補に240名以上の仲間が投票できるよう頑張ろう」と呼びかけた。
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