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2005/09/30
前原代表、牧山候補予定者ら、新橋での街頭演説会で訴え展開
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民主党は30日夕方、都内のJR新橋駅前で街頭演説会を開催し、内外の諸課題に関して力強い訴えを行った。

 今回の街頭演説会には、代表就任後、初の街頭演説会参加になる前原誠司代表をはじめ、『次の内閣』子ども政策/人権・消費者/男女共同参画担当ネクスト大臣の小宮山洋子衆議院議員、田嶋要・柚木道義両衆院議員、鈴木寛・蓮舫両参議院議員に加えて、参院神奈川選挙区補欠選挙に民主党公認で立候補予定の牧山ひろえさんも参加した。

 笠浩史国民運動委員長の司会の下、小宮山、柚木、鈴木、田嶋、蓮舫の各議員が次々に登壇。先の衆議院選挙を振り返りつつ、民主党再生への決意をはじめとして、税金のムダづかいの問題、年金制度の抜本改革に関する考え方、郵政民営化法案への対案提出、道路特定財源見直しは困難との国交相発言、天下り禁止と政官業癒着の問題、官製談合と道路公団民営化の問題などについて、それぞれが力強い訴えを行った。

 そして前原代表が登壇し、代表の東京で初めての街頭演説を一目見ようと駅前を埋めた聴衆を前に演説。前原代表はまず、先の総選挙において、「全国で2480万人もの方に民主党の小選挙区の候補者の名前を書いていただきながら、勝つことができず、議席を大きく減らすことになった」として、「民主党に期待をし、政権交代に期待をしていただいた方々には、私から心からお詫びを申し上げなければならない」と陳謝した。

 その上で前原代表は、「民主党は生まれ変わった」と力強く宣言し、総選挙の強烈な反省の上に立って、民主党のためではなく国民の皆さんのために、今の与党が暴走した時に、国民の気持ちをしっかり受け止める受け皿となるべく全力を尽くしていく、との考えを表明。総選挙中に何人もの有権者から、「本気で君たちは政権交代を考えているのか、本気で日本の将来を担う意志を持っているのか」と問われたことを紹介して、政権を獲る気概を疑われ、そのことが失望に変わったことを指摘しつつ、「常に重要問題については対案を出す」ことで、与党と「どちらが皆さま方の生活にとって、いい案を出しているか、常に比べていただける政党にしたい」とした。そして前原代表は、「反対のための反対」をせず、「いい改革競争をしたい」と宣言した。

 前原代表は更に、今日行われた衆議院予算委員会での小泉首相との質疑についても触れ、税金のムダづかいがあまりにも多すぎるとして、「伏魔殿のような特別会計では、ムダし放題、天下りし放題だ」と改めて厳しく批判を加えた。その上で、首相に対しては、透明な税金の使い方にしようではないかと呼びかけて、特別会計の見直しを提案をしたことも紹介した。

 続いて、定率減税の廃止や退職金の課税強化といった増税の動きが選挙後に出てきたことに、前原代表は怒りを込めて演説。「自民党のマニフェストにはサラリーマン増税はやらないと書いてあるのに、選挙が終われば谷垣財務大臣は、定率減税の廃止をしゃあしゃあと言った」と指摘し、「約束をしたマニフェストさえ、もう破ろうとしている」と小泉・自民党政権の不誠実きわまりない姿勢を厳しく批判した。

 そして、郵政以外の「他の問題について皆さんは本当に今の政権に白紙委任をしたのか」と呼びかけ、「多数の横暴が、今まさに始まろうとしている」と前原代表は警告。「政府がいいことをやれば賛成もする」として提案型の論議もしていく一方、「舌の根も乾かないうちに、皆さんとの約束を反故にして、数を頼りに物事を進めていこうなどという」横暴な政治を展開するのであれば、「絶対に許してはならない」と厳しく批判を加えた。

 前原代表は、民主党代表となった際の率直な心境として、「1日1日を人生の集大成として、政治生命をかけてがんばる」などと述べたことについて、「その気持ちは微動だにしていない」とし、「民主党にご期待をいただきたい」と、民主党の闘う姿勢への支持を改めて呼びかけた。

 最後に前原代表は、来月23日に投開票が行われる参議院神奈川県選挙区補欠選挙について、民主党として牧山ひろえさんを擁立したことを報告。真の政権政党になるために、常に対案を出し、いいことは後押しし、悪いことは身を挺して止めることで、今の与党の暴走路線を食い止める覚悟を改めて強調した。

 街頭演説会の最後には、参院神奈川補選の牧山ひろえ候補予定者も初めての演説を行い、二児の母として、働く母親として、少子化、いじめ、働く女性の環境の問題などの色々な問題に挑戦していきたいとの意欲をまず語った。牧山候補予定者は更に、先の総選挙に関して、「若くしがらみのない、改革のできる唯一の政党が民主党であることが、上手く皆さまに伝えられなかったことが非常に残念だ」として、「前原代表の下、既得権にとらわれない政党として再出発した」ことを宣言。「一般市民、納税者の代表として、皆さまの声をしっかりと誠実に国政に届けていきたい」として、「若さ、バイタリティー、情熱、温かいハート」でがんばっていくと力強く語りかけ、大きな拍手を浴びていた。

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