26日、金鐘泌(キム・ジョンピル)韓日議連会長(元総理・自民聯)、柳興洙(ユ・フンス)同幹事長(ハンナラ党)ら韓日議連の7議員が民主党本部を訪れ、菅直人代表らに対し総選挙の躍進を祝うとともにイラク問題などで意見交換を行った。
冒頭、金会長は40議席増を果たした総選挙での民主党の躍進を称え、早く政権の獲得を、と切り出した。柳幹事長はイラク問題での民主党の姿勢を尋ねた。菅代表、岡田幹事長が今の状態での派遣には反対だが国連中心の枠組みでのイラク復興・人道援助なら賛成だ、との方針を説明。これに対し金会長は「イラクのベトナム化が言われるが、そんなことにはならないと思う。軍隊を出さなくては解決の方法がない」と対米協調の必要性を力説した。菅代表は「軍事力は戦争には勝てるが、テロには勝てない」と応じた。
また、北朝鮮の核問題について金会長は「解決には時間がかかると思う。6者協議を何回でも続け、少しでも合意をつくる。根気くらべだ」との見通しを述べた。この他、緊張の高まる韓国政治情勢やビザ問題などが話し合われた。
民主党側からは菅代表のほか羽田孜最高顧問、岡田克也幹事長、鳩山由紀夫民主党日韓議員交流委員会委員長、仙谷由人「次の内閣」経済財政担当ネクスト大臣らが出席した。
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