民主党の岡田克也幹事長は28日の定例記者会見で、特別国会が小泉首相の所信表明を行わないまま9日間という短期間で閉会したことについて「解散・総選挙後、通常国会まで所信表明がなされなかったのは戦後初めて。2年半前、本会議であれだけ発信力をもって国民に語りかけた総理と(現在との)落差にがく然とする」と指摘。「自民党内のまとまりのなさ、首相の自信のなさの表れであり、予算委員会の質疑を通じて小泉内閣は1年もたないと肌で感じた」と述べた。また、臨時国会の召集を継続的に求めていくと表明した。
イラクへの自衛隊派遣をめぐって閣議決定がなされるとの報道がある点については、「事実であれば閉会中審査を求めていく」と表明。同時に自衛隊派遣が本格化した場合は、「大々的な国民運動を展開し、自衛隊派遣阻止に向けて党として働きかけていく。憲法9条を揺るがすような行動にははっきり『NO』を行動で示していく」と述べた。
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