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2005/04/09
国民の手に政治を取り戻す 岡田代表・平田総支部長らが力強く訴え
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 岡田克也代表は9日、平田まさのり予定候補者(福岡県第2区総支部長)応援のため福岡市に入り、各種のミニ集会や市政・国政報告会などに参加して福岡市民の皆さんと対話を重ねた。また、駆けつけた多数の国会議員や地方議員らとともに、福岡から政治の流れを変えようと、民主党への支持を呼びかけて街頭演説も行った。

 9日夜に福岡市城南区で開催された「民主党国政・市政報告会」では、古賀一成・首藤信彦両衆議院議員、岩本司参議院議員らがそれぞれ国政・市政について報告。

 続いて登場した平田まさのり総支部長は、「構造改革は痛みを伴う」と語る小泉首相は、国民を置き去りにした政治を推し進め、苦しんでいる国民の声を聞こうとしないと指摘。自身は、トークラリーなど市民の皆さんとの対話を通じて、「困っている人の小さな声を聞き、光を当てて何とかしてするという政治の姿に、今変えなければ」という思いを強くしたと述べ、「やる気や目標を持って挑戦する者には、公平に機会を与えてくれる」社会づくりのため、努力する姿勢を明らかにした。

 平田まさのり総支部長はまた、300の衆院小選挙区の中で、今回、宮城2区と福岡2区のみで補欠選挙が行われ、国民不在の政治に対し民意を示すことができると説明。そして、「1票はいわば150人の声を代弁している。無関心ではいないでほしい」などと訴えた。

 続いて岡田代表が、被災者生活再建支援法改正の問題、年金制度抜本改革の問題、郵政改革問題などを切り口に、「政治を国民の手に取り戻す」決意を具体的に参加者に示した。

 岡田代表はこの中で、1月の代表質問と4月の党首討論の両方で、民主党提出の被災者生活再建支援法改正案の審議を進めるよう求めたが、小泉首相は、「皆さんでよく議論して下さい」などと答弁するのみで、法案は現在も委員会に付託されていない事実を指摘。「視察で現実を見て、話も聞いたはずだが、真剣に考えようとしていない」小泉首相を批判した。

 また、年金の問題について岡田代表は、国民に見える形で自由に議論する場がようやく国会にでき、来週から議論が始まると報告。民主党の具体案の内容を説明した後、年金への不信感を無くすように、民主党の責任で「今年の秋までに抜本改革の骨格の成案を得るため、与党を引きずり込み議論したい」との決意を表明した。

 郵政改革については、「何のために実施するか」が定まっておらず、政府は「特殊法人による無駄遣いを防ぐ」「公務員の数を減らす」「今のままでは先細りしてつぶれる」などと、理由を二転三転させるトリックを用いていると指摘。自民党は、国民のための議論をせず、コップの中で利権を争っているが、民主党は、規模が大きすぎる部分を縮小するという方向性を持っているとして、その違いを明確に説明した。

 岡田代表はそれらを踏まえて、今回の補欠選挙の位置づけを、「かたちだけのニセ改革」で「外交も内政も八方ふさがり」にした小泉自民党政権に、有権者がはっきりノーという機会だとわかりやすく表現。「全国の人がリセットボタンを押したいと思っているが、押すことができるのは宮城2区と福岡2区のみ」と岡田代表は述べ、率直に市民の皆さんの話を聞き、声を届け、説明責任を果たすやり方をとる民主党に、新しい政治を行わせていただきたいと力強く訴えた。

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