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2005/04/12
福岡2区で岡田代表第一声 国民本位の政治を選ぶ「日本の選択」を
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 民主党の政権交代実現への重要な足がかりとなる衆議院統一補欠選挙が12日告示され、岡田克也代表は福岡入りし、西鉄大橋駅前で福岡2区の平田まさのり公認候補者とともに、第一声を挙げた。

 出発式には鳩山由紀夫元代表や西日本圏の多くの国会議員のほか、俳優の菅原文太さんも応援に駆けつけ、2週間にわたる選挙戦初日に力強い声援を送った。

 鳩山元代表は平田候補者に対し、「公正な世の中をつくりたいと思い、日本の政治があまりにも公正さを欠いていることを嘆き、ハンディキャップを乗り越え、自らの意思でこの国を変えようと立ち上がり、民主党から立候補してくれたことに感謝する」と前置き。今回の選挙は平田候補者自身の選挙であるだけでなく、それを越えた選挙でもあるとして、「公正な世の中をつくるためにお互いに頑張っていこう」とエールを送った。

 岡田代表は、「この選挙は日本の選択、ニッポンを選ぶ選挙だ」と力説。「古いしがらみの小泉・自民党か、若い民主党を選ぶのか、その選択が求められている」と語り、民主党候補を当選させることで日本の正しい選択をこの福岡から示していこうと訴えた。

 年金問題をめぐっては、先の国会で強行採決された政府改悪案に対して参院選で国民ははっきりノー!の意思表示をしたにもかかわらず、何の改革もなされていない現状に岡田代表は言及し、「国民不在の年金改悪か、国民の立場に立って民主党が提案する抜本改革を選ぶかも、この選挙では問われている」と語った。

 また、郵政問題については「まったくコップの中の争い」と足並みの乱れが著しい政府・自民党間での現状を切って捨て、何のための、だれのために行う改革か、一度も説明しない小泉政治を批判。「ここでも、自民党が掲げるニセ改革か、民主党が進める本当の改革を選ぶかが問われる選挙だ」と訴えた。

 さらに岡田代表は、「こうした改革が進まない中、小泉・自民党は国民負担増路線へと大きく舵を切った」とし、定率減税の縮減により住民税・所得税の大増税がスタートしてしまったと説明した。「国民に負担増を強いながら、自分たちは平然としている。こういう政治を続けていくのか、それとも国民の痛みのわかる政治を選ぶかも、選挙で問われている」と足を止めて注目する聴衆に力説。「どうか皆さん、こうした日本の選択。新しい若い民主党に任せてもらいたい。そのために、この選挙で民主党に皆さんの力をいただきたい」と訴えると、力強い拍手と頑張れの掛け声がわき起こった。

 「ひらた!ひらた!」と候補者の声を連呼しながら登壇した菅原文太さんは、「この選挙は自民党と民主党との戦いではなく、小泉政権とそれを取り巻く一握りの自民党勢力から国民の手に政治を取り戻すための選挙」「権力にすり寄って保身を考える人間と、日本の扉をこじ開けようとしている若者を代表する人間との戦い」と語り、平田候補者との会話を重ねる中で、応援に値する人間と判断し、ここに来たと語った。

 こうした声援を受けてマイクを握った平田候補は、「今の政治に置き去りにされてしまった、助けを必要とする人々のために役に立ちたい」と語り、しかし自分にはまだ十分な力はないが、国民の皆さん一人ひとりの声と心を集めて大きなうねりとし、政治を動かしていきたいと、力強くアピールした。

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