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1998/04/30
千葉景子参院議員 医療保険制度の抜本改革主張
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 民主党の千葉景子参院議員は4月30日の本会議で国民健康保険法等改正案に対する代表質問に立ち、「財政構造改革法による国庫負担削減を目的とする本案は即刻取り下げるべき」と主張した。
 国保法等改正案は前国会で成立した財革法で社会保障予算にもキャップ(歳出上限)がはめられたため、老人医療費の政府負担などを削減しようとする内容で、政府・与党が今国会で財革法の改正を公言している中、民主党は法案を審議すること自体の矛盾を指摘している。

 千葉議員はまた、「医療保険制度の抜本改革案が示されておらず、退職被保険者等に関わる老人医療拠出金の負担方法は小手先の改正と言わざるをえない」「抜本改革の健康保険法改正案は今国会に提出しないのか」と、政府の対応の遅れを指摘。「抜本改革の視点は医療システムの無駄を省き、公正で効率性の高い医療をめざすこと。患者・市民の選択と参加を実現し、医療の情報公開をすすめ、給付と負担の公平をはかっていくこと」と述べ、「政府はもっぱら患者・国民の自己負担増、国庫負担削減だけを意図しているが、こうしたことが続けば、社会保障に対する国民の信頼は揺るぎ、保険料徴収や介護保険施行に大きなマイナスになる」と批判した。

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