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2005/05/10
岡田代表、定例記者会見で中東・スーダン訪問の印象を語る
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 岡田克也代表は10日、党本部で定例の記者会見を開き、イラク邦人拘束事件、シーファー大使との意見交換、中東・スーダン訪問などについて語った。

 冒頭、岡田代表は、イラク邦人拘束事件を取り上げ、民主党として「イラク邦人拘束事件対策本部」を設置し、本日午後、第1回の会議を開催したことを紹介。「(拘束されたとされる邦人が)何とか無事に解放されるよう、我々としてもでき得る限りのことをしなければならない」と語った岡田代表は、アメリカのシーファー駐日大使の表敬訪問の席で、情報収集などへの協力を要請し、当面の問題として、BSE(牛海綿状脳症)、日米安全保障などの問題について話し合ったと述べた。

 また、大型連休中の中東・スーダン訪問について岡田代表は「有意義であった」と振り返り、中東和平については、訪れた「黄金の機会」を逃すことなく、しっかりした対応をすべきだと語った。スーダン視察については、ダルフール地方の人権抑圧の状況などを指摘した上で、「今の段階で、和解の促進や和平のための人道支援を超えて、一般的な経済支援までスーダン政府に行うかについては、見極めた方が良いのではないか」との見解を示した。

 岡田代表はまた、国民的な関心が薄くメディアに報道されることも少ないこれらの地域について、「世界が最も注目している」と改めて指摘し、日本としてきちんと支援をしていくという姿勢は非常に重要ではないかと述べた。さらに岡田代表は、どのように訪問で得たものを活かすかという記者の質問に答えて、アフリカの現状とそれへの支援を説明し、共感を得ることこそ、政治の役割であり、政治がまずすべきことだと指摘した。

 このほか岡田代表は、今後の国会対応について語り、郵政民営化関連法案などの重要法案へのしっかりした議論に臨む姿勢を示した。

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