金融ビッグバンに対応するための金融システム改革法案、土地流動化を促進するためのSPC(特別目的会社)法案などを含む「金融システム改革関連4法案」の趣旨説明と質疑が18日の参議院本会議で行われ、民主党・新緑風会から笹野貞子副代表が質問に立った。
笹野議員は、まず「金融ビッグバンには取引の自由化と並んで公正取引ルールの確立が不可欠」として、法案に盛り込まれているインサイダー取引の罰則規定の強化を米国などと比べて「まだまだ手ぬるい」と批判。
さらに、「ビッグバンによる自由競争の結果として、老人や若年層、零細企業などには金融サービスがかえってコストのかかるものになりかねない」と懸念を示し、消費者保護の立場から、リスクにさらされる消費者を守るための「金融サービス法」の制定、ディスクロージャーの徹底などを政府に求めた。
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