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2006/04/07
「議会制民主主義定着へ向け政権交代実現を」小沢代表就任会見


 小沢一郎新代表は7日、両院議員総会後に、都内のホテルで就任会見を行った。

 「私のようなものが代表に選任されて身に余る光栄と思っている。今日の民主党と今日の政治状況、今日の日本社会の状況を考えたとき、大変われわれの責任、使命の大きいことを改めて実感している」と表明。従来主張し続けてきた通り、政権交代こそ真の構造改革であるとの持論を改めて強調した小沢代表は、議会制民主主義の日本での定着という意味においても、戦後体制のほころびが大きくなって矛盾や不祥事が多発しているという意味においても、国民のみなさんの理解を得て、政権を変える、民主党政権をつくるということの必要性を訴えていきたいと語った。
 
 「がさつな人間であるし、みなさんの評判芳しくないが」などとも述べ、変わらなくてはいけないという自分自身の言葉をいつも頭にたたきこみながらやっていくとした。

 小沢代表はまた、明日(8日)中には新執行部人事を明らかにすると表明。代表選をたたかった菅直人衆院議員の登用について記者から問われたのに対しては、「二人三脚で」と述べ、今回の代表選にあたり挙党態勢維持に向けて尽力した鳩山由紀夫前幹事長も含め、「3人が力を合わせてやることも考える」と語った。「言葉だけでなく、先日来のテレビで申し上げていた通り、菅さんは私にない優秀な資質がある。いろんな方の資質を活かして、オールスターでやる」と重ねて述べた。
 
 国会対応をめぐっては医療制度改革、行政改革推進法案などの重要案件について、民主党としての明確な考え方を示して、でき早く国会でアピールしていく考えを示した。
 
 さらに、中国脅威論、台湾問題等をどう見るか問われたのに対しては、日米関係を機軸としながらも、日中、日韓、長い友好の歴史をもつ隣同士が信頼し、協力し合って新しい世紀を築き上げていくことが大事とする考えを表明した。
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