民主党の角田義一参議院国対委員長は27日の定例記者会見で、いずれも自民党が逃げの姿勢を示している補正予算案の審議、議院証言法改正問題について、早期決着を強く求めた。
参院行財政改革・税制特別委員会では財革法改正案などを審議中だが、本来一体である補正予算案の審議入りについて、自民党は国会対策の都合で衆院予算委開催にも応じていない。
証人喚問のテレビ中継を解禁する議院証言法改正は衆院では全会派一致で参院に送ったものだが、参院自民党が抵抗しており、このままでは廃案に追い込まれる。
また、角田国対委員長は会期延長問題について、「延長せずに補正予算、中央省庁再編法案など全部やろうとしたら大混乱になる」として、政府・与党が6月10日までに法案を成立させようと十分な審議をせずに強行採決をするのではないかとの懸念を表明。「無茶苦茶なことをするなら、こちらは断固抵抗する」と語った。
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