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2006/04/08
小沢代表と菅・鳩山議員が揃って会見 前執行部を再任


 8日午後、党本部で小沢一郎代表と菅直人・鳩山由紀夫両衆議院議員が会談し、終了後に記者会見を行った。

 小沢代表はこの中で、執行部人事について、「執行部は、前の執行部の方々全てを再任して、もう一度継続してやっていただきたい」と述べ、「菅さんには、代表代行として私を支えていただく」とした上で、国会の会期中で多くの法案が審議中であることも指摘して、「当面、前の執行部を、そのままご了解いただければ再任して運営にあたりたい」と語った。

 その上で、野田国会対策委員長らの辞任を受けて就任した、国対委員長代理と幹事長代理については、「他の重要な職務と兼務のまま就任している」という現状を踏まえてその兼務を解き、新しい国対委員長代理の人選については、鳩山新幹事長に一任したことも明らかにした。小沢代表は、「いずれにしても、そういう再任の方針を、幹事長から各役員に了解を取った上で、正式にスタートということにしたい」と述べた。

 菅直人新代表代行も、代表代行就任について、「喜んで引き受けさせていただくと申し上げた」とし、「代表がお忙しくてできない部分を、私ができる限りお役に立てればと思っている」との意欲を語った。鳩山新幹事長も、「小沢代表、菅代表代行という強力な陣容の中で、党の運営に努めてまいりたい」とし、「千葉7区の補欠選挙の勝利からスタートさせ」、「小沢体制を力強く発進させていくためにお役に立てればと思っている」などと語った。

 また、小沢代表は記者団の質問に答え、党内での政策議論について、「民主党として確立したことについては尊重」するとしつつ、「まだまだ色々な問題について、わが党で明確な結論が出せていない問題が多々あると思う」とし、突然の代表就任で「政策の論議を十分に詰めるいとまもなかったが、私自身の観点から、次の9月に向けて、みんなに議論していただき、判断していただくような、私自身の考えをまとめていきたいと思っている」などと語った。

 なお、新代表代行、新幹事長などについては、近日中に開かれる両院議員総会で、正式に承認手続きがとられる。
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