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2005/08/10
岡田代表、パキスタン首相と会談 「テロとの闘い」など意見交換
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岡田克也代表は10日夕、東京都内で、愛知万博のナショナルデーにあわせて来日したシャウカット・アジズ パキスタン・イスラム共和国首相と会談。「テロとの闘い」のための取り組みや、パキスタンの核保有問題などについて、幅広く意見交換を行った。藤田幸久国際局長、末松義規国際局副局長が同席した。

 会談の冒頭、日本の総選挙に言及したアジズ首相に対して、岡田代表は、民主党が政権交代を目指していること、政権交代しても日パ関係は変わらないことなどを説明した。

 岡田代表はまた、会談の話題となった「テロとの闘い」に関して、ロンドン同時多発テロ事件に言及。実行犯がパキスタン系の人物と発表されたほか、容疑者が事前にパキスタンを訪れたとの報道がなされた点について、首相の見解を質した。アジズ首相は、パキスタンとテロ実行犯との関係を証拠づけるものは何も無かったと語り、問題の根源はパキスタンではなく、英国にあることをブレア首相も認めたなどと指摘した。

 広島・長崎に原爆が投下された時期の訪日を受けて、岡田代表は、核保有国のパキスタンへ核廃絶への努力を強く求めた。アジズ首相は、インドの核実験を契機に保有を強要されたなどとして、原子力発電など平和利用に関するイランとの交渉の例も挙げ、パキスタンは核の不拡散に注意を払っているとの見解を表明。これに対して岡田代表は、外交安全保障ビジョンの「朝鮮半島と日本を中心とした北東アジアの非核地帯化」にも言及し、米国も含めて、核保有国は軍縮の努力をすべきとの考えを改めて示した。

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