岡田克也代表をはじめとする民主党幹部、党所属前衆議院議員、参議院議員は12日午後、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑を参拝した。
役員室次長の武正公一前衆議院議員の進行に従い、参列者全員が黙祷を捧げた後、岡田代表が献花を行った。藤井裕久代表代行、川端達夫幹事長、仙谷由人政策調査会長が続き、参列した岡崎トミ子、大塚耕平、榛葉賀津也、鈴木寛、白眞勲、松井孝治、円より子、蓮舫各参議院議員、宇佐美登、海江田万里、手塚仁雄、長島昭久、長妻昭各前衆議院議員も、それぞれの思いを込めて花を手向けた。
これに先立ち「戦後60年の節目を越えて」と題する談話を発表した岡田代表は、参拝終了後、記者団に対して、戦後生まれの若い世代の皆さんにも、60年前の戦争と自分とを関係づけて考えてほしいなどとの見解を示した。
談話の中で岡田代表は、「なぜあの悲惨で愚かな戦争に至ったのか、どこで大きく間違えたのかについて、今こそ私たち自身がきちんと検証することが必要」だと指摘。戦後60年という節目を越え、今まで成し遂げてきたことに自信と誇りを持ちながら、同時に自信に裏付けられた謙虚さを持ち、近隣諸国などと相互の信頼関係を深めることが、何よりも大切だと主張している。
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