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2005/08/15
「大政翼賛政治を繰り返すな」鳩山元代表、冷静な選択を呼びかけ
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「小泉首相のやり方は、戦前の大政翼賛政治と同じだ」。鳩山由紀夫元代表は、終戦記念日の15日夕方、東京・JR蒲田駅前で行われた宇佐美登・衆院東京4区予定候補の街頭演説会でマイクを握り、小泉首相の政治手法を、厳しく批判した。

 鳩山元代表は「軍部に協力する議員のみを生かし、抵抗する者は排除するというとんでもないやり方がかつて行われた」と戦前の国会体制と、現在の自民党内の抗争劇の共通点を示し、このようなやり方が喝采を受けていることに「国が元気のない時に強い言動をする人物に魅力を感じる人たちが増えていることを心配している」と述べた。

 そして、「国民が冷静さを失ったときに、国は危うくなる」として、郵政だけを争点としようとする宣伝に惑わされずに、「政治家や政党のためではない、自分たちのための冷静な政治選択をしてほしい」と訴えた。

 夕暮れ時で買い物客や若者が忙しそうに行き交う駅前広場。演説する鳩山元代表の回りには見る見るうちに人の輪ができ、真剣な表情で演説に聴き入っていた。演説を終えた鳩山元代表のもとには握手を求める人々が集まり、「頑張れよ」「政権を代えてくれ」と口々に声をかけていた。

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