5日に仕事始めを迎えた民主党本部で、前原誠司代表は年頭の挨拶を行い、「『常在戦場』で常に政権交代を目指し、国民の目線に立って、違う選択肢が欲しいという国民に対する受け皿となる準備をしなければならない」と述べた。
前原代表は「政策・党体制・広報活動のいずれをとっても、しっかりとした態勢を取っておくことが極めて重要」だと指摘。国会対応としては、主に子ども・建物・食べ物・乗り物の4分野について、安心・安全をどのように確保するのか、セーフティネットを張るかにポイントを置きたいと語った。また、人への投資を行うため、教育や社会保障、特に医療制度改革に関して、対案を出してたたかってゆきたいと表明。上半期に、重要政策に関するすりあわせを党内で行う考えも示した。
前原代表は「増税や安全の問題などについて、不安を感じる国民の皆さんが多い。そういう意味で、民主党の果たさなければならない役割はきわめて重い。2480万票の重みを肌身で感じて、国民の負託に応える政党として、しっかりやりきる意思を持って欲しい」と職員に訓示し、代表としても先頭に立ってたたかうなどと決意を語った。
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