鳩山由紀夫幹事長は21日、党本部で定例の記者会見を開き、衆議院千葉7区補欠選挙や共謀罪法案などについての見解を語った。
鳩山幹事長は会見で「小泉首相の今日までの『改革』が、国民の皆さんにどう映っているか」と指摘し、格差拡大に対する大きな批判や不安の声を受け止めて、民主党は政策の訴えをしっかり続けると表明。小沢代表を筆頭に、「政権交代でなければ、構造改革は成し遂げられない」という訴えを浸透させるため、国民の皆さんの目線に立って、民主党への支持を求めてゆく考えを示した。
記者からの質問で、22日から始まる憲法対話集会について説明を求められた鳩山幹事長は、党憲法調査会がとりまとめた「憲法提言」をもとに、国民の皆さんのご意見を伺いたいと意欲を述べた。条文化の作業については、来年にはまとめてゆくことが必要ではないかとの見解を示した。
「共謀罪」新設を盛り込んだ組織犯罪処罰法改正案の審議入りについては、内閣と与党は、法案をまとめて出すべきであったと述べた上で、民主的な手続きに従った議論が重要だと言明。来週以降の衆院法務委員会で行われる議論の中身を国民の皆さんに見ていただき、与党が強行な姿勢を強めた場合には、それに対して慎重な審議を求めて臨むべきだとした。
鳩山幹事長はこのほか、竹島問題、地域格差と外交に代表される小泉内閣の影の部分、教育基本法改正などについて記者の質問に答えた。
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