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衆議院予算委員会で２日午後、総予算に対する討論が行われ、松野頼久議員が反対討論に立った。総予算は討論の後、採決され与党の賛成多数で可決された。
松野議員は冒頭、永田議員の質問に関して、党を代表して「お詫び申し上げる」として、「この過程で武部幹事長、ご次男にご迷惑をかけたことを深くお詫びします」と謝罪した。
松野議員は、民主党の立場を「不要な予算は削らないが、必要なものは削る小泉内閣とは根本的に哲学が異なる」として、この予算に反対する立場を明確にした。
個別の課題として、耐震強度偽装、米国産牛肉輸入再開、ライブドア、官製談合のいわゆる４点セットを挙げ、簡潔明瞭に政府の対応を批判した。
耐震偽装に関しては「個別の案件を支援対象に含めるか否かの基準が曖昧で自治体間の対応にも相違が生じていることは、公的資金投入に伴う公平感を著しく損なう」と批判した。
米国産牛肉輸入再開に関しては「食品安全基本法制定時の理念に立ち返り、予算面からも、外国での情報収集体制の整備等、国民の食の安全を国が能動的に守ることが必要だと考える」と提案した。
ライブドアに関しては「証券取引等監視委員会がきちんと機能したか、また東証のシステムダウンの問題等々、健全な市場インフラづくりは予算面からも喫緊の課題」と制度面での課題を指摘した。
官製談合に関しては「予算そのものの根幹を揺るがす重大な問題である」として、「競争の重要性を説き、小さな政府を目指すのであれば、内閣はこの問題に真っ先に取り組まねばならない」と予算の無駄遣いを批判した。
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