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2005/05/24
鮫島ネクスト農水相、米国産牛肉輸入再開に関する諮問にコメント
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 鮫島宗明『次の内閣』ネクスト農林水産大臣は24日午後、国会内で記者会見を行い、農林水産省と厚生労働省が本日、米国産牛肉の輸入再開に関して食品安全委員会に対して食品健康影響評価の依頼を行ったことに関してコメントした。

 この中で鮫島ネクスト農水相は、今回の諮問が、米国の飼料規制の有効性について触れていないなど、漠然とした内容できわめて不十分であることを厳しく批判。「牛肉のBSEリスク値は、多種の個別リスクの積算値として指標化されることから、個別リスクの日米比較が前提となるはず」だと指摘した上で、食品安全委員会に対して、(1)米国の月齢判定は、日本と同等の正確さを持っているか、(2)米国の飼料規制は、日本と同等に機能しているか、(3)米国における特定危険部位の除去は、日本と同等の厳密性を維持しているか、などについて、科学的知見に基づいた十分な議論を行い、消費者などからのパブリックコメントも十分に踏まえた上での判断を行うよう、強く要求した。

 また鮫島ネクスト農水相は、米国産等の牛肉の輸入再開に関して最も大事なことは、安全性に関して消費者の理解が得られるかどうかだとして、「米国産牛肉の拙速な輸入再開に反対する」という民主党の基本的な考え方を改めて強調し、輸入牛肉について国内と同等の措置がとられることも、併せて強く要求した。

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