岡田克也代表は28日午後、大阪府を訪れ、堺井ゆき大阪府第15区総支部長らと、松原市で開かれた「岡田克也と語る会」と題する対話集会に参加した。
冒頭で挨拶に立った堺井総支部長は、小泉首相の日中関係への取り組みについて、「日本の利益を本当に考えているのか」などと批判し、郵政民営化についても、もっと他に取り組まなければならない問題がある、などと指摘した。そして、少子高齢化社会の到来など山積する内外の課題を乗り切るには、政権交代しかないと訴え、大阪15区から政権交代への風を、と自らの決意を披露した。
次に岡田代表が登壇し、「次の総選挙で、現実に政権交代を成し遂げるのがわれわれの使命だ」と述べ、大阪における民主党の一層の飛躍に向けて、堺井総支部長を激励。また、堺井総支部長が、自転車に母親らと乗った子どもにヘルメットの着用を義務づける、いわゆるママチャリ法案について、積極的に取り組んできたことなどを紹介した。
続いて岡田代表は、小泉首相の「独りよがり外交・独りよがり内政」を厳しく批判し、「排外的なナショナリズムを煽るような発言をする」首相の数々の言動に苦言を呈した。また内政についても、子育て支援策や地方分権政策、年金制度の抜本改革などを挙げ、「郵政ばかり言って、大事な他の政策をないがしろにしている」と、独りよがりの姿勢を批判した。そして岡田代表は、「独りよがりで国民の立場に立たない政治を、皆さんの力で変えていただきたい」として、「民主党はもうすっかり準備はできている」と、政権交代実現への力強い決意を披露した。集会ではこの後、会場から、年金制度改革、教育改革、日中関係と靖国神社参拝問題、景気対策など、多岐にわたる質問が寄せられ、その一つひとつに岡田代表は丁寧に答えていた。
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