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2005/05/30
齋藤昭彦さんの映像公開を受け、イラク邦人拘束事件対策本部を開催
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 民主党のイラク邦人拘束事件対策本部(本部長:鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣)は30日午後、国会内で第4回の会議を開催。齋藤昭彦さんの映像公開について外務省から報告を得るとともに、今後の対応などを協議した。

 冒頭、鳩山本部長は、28日未明に犯行グループがウェブサイトで公開した新たな映像が、齋藤さん本人であることは間違いないとの見解を示し、ご冥福をお祈りしたいと表明。また、「こういう事件に際して、政府が行うべき様々な問題が浮かび上がってきた」と指摘して、再発防止を含めた危機管理策を考えていきたいとの見解を示した。

 外務省からは、掲載された映像を確認後、齋藤さんの家族と勤務先(英国のハート・セキュリティー社)に連絡するとともに、パスポートの科学的照合などの分析を行った経緯と、28日午後にさらに発出されたメッセージの内容が説明された。外務省は「齋藤氏のものに映像はほぼ間違いないが、最終的な確認はまだできない」とし、イラク関係当局や米軍へ引き続き協力を要請していると述べた。外務省の報告に対して、出席議員からは、犯行場所や時間の特定、犯行グループとの交渉状況や、ご遺体をめぐる今後の交渉の可能性などについて質問が出された。

 続いて、藤田幸久事務局長(国際局長)が、ハート・セキュリティー社ならびに米軍(在日本米国大使館経由)へ、事件に関する質問事項への回答を求めた経緯などを報告。その後の協議では、日本人の危険地域への滞在に関する予防外交的な情報収集活動を含めた、対策本部の今後の対応などについて意見が交換された。

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