鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣は31日昼、都内でラヴロフ セルゲイ・ヴィクトロヴィッチ ロシア連邦外務大臣と会談。民主党からは大谷信盛・武正公一両ネクスト外務総括副大臣、榛葉賀津也ネクスト沖縄北方問題担当総括副大臣、尾立源幸外務部門会議ロシア分科会主査が同席し、ロシア側からもロシュコフ駐日ロシア連邦大使らが同席した。
ラヴロフ外相からは冒頭、日ロ関係の交流・発展に鳩山ネクスト外相はもとより、鳩山家が代々関わってきたことへの謝意が示された。それに対して鳩山ネクスト外相は、日ロ双方は平和条約締結のため、色々なレベルで交流が必要との認識を示した。その上で鳩山ネクスト外相は、日露協会会長として6月20日ごろモスクワを訪問する予定であることを伝え、ラヴロフ外相からは、「ロシア訪問の際にはロシアの議員に議員交流を促してほしい」との要請があった。
その上でラヴロフ外相は、「双方に残っている問題解決の努力はしなければならないが、日ロ関係の土台強化が必要」として、2003年に結ばれた日ロ行動計画に基づいた行動の必要性を指摘し、そこに謳われた創造的パートナーシップを発揮しようと語った。
ラヴロフ外相はまた、「両国が一致するものは多い」と述べ、プーチン大統領来日時には特に経済分野に関する文書を用意したいとの意向を示した。ラヴロフ外相は更に、アジア・太平洋地域の安全・安心確保に向けた取り組みなど国際舞台での協力の可能性にも言及。「政治・経済・社会分野において、G8加盟国として相互協力ができる。お互いに、近い、合致する分野で円滑に進展協力を成功させれば、著しい協力が可能である」とし、鳩山ネクスト外相の日ロ間の友好協力へ向けた努力に対し、支持する姿勢を表明した。
鳩山ネクスト外相は、「領土問題解決は、両国のためになることを国民に信じてもらうべき」と述べ、議員に加え、財界・マスコミ等も含めて、かつて行われていた日ソ円卓会議の再開を実現したい考えを示し、ラヴロフ外相も同意した。
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