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2005/06/21
都民の立場に立った政治の実現を 岡田代表、街宣演説会で訴え
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 東京都議会議員選挙告示日まで3日となった21日、岡田克也代表は、田園都市線二子玉川駅近くでマイクを握り、民主党公認予定候補者中最年少の世田谷区から立候補予定の関口太一予定候補らとともに街頭演説を行った。

 岡田代表は冒頭、前日20日に行われた日韓首脳会談に言及。韓流ブームやワールドカップサッカーの日韓共同開催等で両国間の距離は近くなった印象があるが、政治は全く別の状況にあるとの見方を語った。

 歴史認識や靖国神社参拝の問題等でお互い激論を交わし、とげとげしい雰囲気に終始したとされる日韓首脳会談における小泉首相と盧武鉉大統領との関係に岡田代表は憂慮の念を示し、「来日した金大中前韓国前大統領が、これからはお互いに未来を見ていい関係を築こうと訴えた国会での演説に感銘を受け、これから日韓関係は良くなると確信したが、小泉首相就任後の4年間で日韓関係はむしろ逆流してしまった」と指摘した。

 更に岡田代表は、隣国同士は対立点があるのは当然だが、現在のような日韓関係の悪化は日本の国益を損なう事態を招く可能性があることにも言及。韓国の協力なしには、北朝鮮を核開発阻止に追い込むことも、拉致問題を解決させることも、到底なし得ないと強調した。

 そして、「総理の独りよがりの政治の中で、日本の立場はどんどん悪くなっていく。そういう政治が続いている」として岡田代表は、小泉首相の独りよがりの政治姿勢を語気を強めて批判した。その上で、「国民のための政治を実現したいと願う私たち民主党を勝たせていただき、政権交代を実現させていただきたい」と力説。総選挙の前哨戦ともいえる東京都議会議員選挙で、都民の声を反映し、都民の立場に立った都政の実現に向けて力を尽くしている民主党に、力強い支持を寄せて欲しいと要請した。

 今回の街頭演説会には、地元選出の小宮山洋子・手塚仁雄両衆議院議員はじめ、樽床伸二衆院議員、東京都選出の蓮舫参議院議員、大学が同窓の福山哲郎参院議員も参加。03年に世田谷区議選挙当選後の、区議会議員としての関口予定候補の活躍ぶりをそれぞれ報告するとともに、「さらに都議会議員としてお役に立ちたいと願う彼を立派な政治家に育てていただくため、力を貸して欲しい」と岡田代表は訴えた。

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