衆議院熊本1区補欠選挙は14日に投開票されたが、民主党の公認候補、松野頼久氏は残念ながら惜敗した。民主党は同日、「民主党陣営の力不足によるものであり、支援いただいたみなさまに感謝しつつお詫び申し上げます」とする声明を発表した。
同日夜、党本部で記者会見した羽田幹事長は「自民党は組織を持っていることが強かったのだろう。私たちは結党から1か月と少ししか経っていないという点でまだ完全に態勢が整っていない。この悔しさをエネルギーに、参院選勝利に向けて力を結集していきたい」と語った。また、47.96%という投票率について「投票率が半分で、その半分以下しかとれない人たちが政権を担うというのは異常。怒りをぶつけたい人がすべて投票に行って、一票によって政治を変えるということを実現したい」と訴えた。
菅代表は15日の民主党の代議士会で「鼻ひとつの差でも追い抜けるかと期待したが、50%に届かない投票率の中で民主党に対するしっかりした支持がいただけなかった」と反省を述べ、「橋本政権では駄目だと思っている国民は明らかに過半数を超えているが、その国民が民主党に投票するというところまでいっていない。民主党政権なら何ができるか一人ひとりがもう一度考え、行動してほしい。目の前に迫った参院選、スタート前に冷水を浴び、刺激になると受けとめて頑張りたい」と呼びかけた。
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