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2005/06/23
日本の近現代史調査会を開催 満州事変に至る近現代史を学習
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 23日午後、国会内において、民主党の「日本の近現代史調査会」の第2回会合が開かれ、第一次大戦終了から満州事変に至る経過と原因について、熱心な学習が行われた。

 細川律夫事務局長の司会の下、冒頭に調査会長である藤井裕久代表代行が挨拶に立ち、「前回は多数の国会議員が参加したが、これは近現代史研究への渇望を示している」と調査会の意義を語った。

 その後、前回に引き続き坂野東大名誉教授から、「二つの日中戦争と民主主義」についての第2回目の講演を受けた。まず坂野名誉教授は、先回の講演の内容を、(1)対外政策の流れがあること、(2)民主化が戦争を可能にする場合があるなど両者の危うい関係があること、(3)改革プランが挫折しても結果がうまくいく場合もあること、(4)性急な対外併合は大きな問題をもたらすこと、などと要約した。そして、本日は第一次大戦後の原敬型政友会内閣の内政及び外交の分析から始まり、加藤高明型憲政会の内政及び外交の分析、政友会と憲政会の相互関係、「満蒙領有論」の登場の経緯と問題点、満州事変への道を抑えられなかった理由などについて、講演を受けた。

 講演後は質疑に移り、統帥権独立の問題などについて、活発な論議が行われた。

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