今年初めての真夏日となった24日、気温30度を超える猛暑の中、拉致被害者の家族会と支援団体・救う会の皆さんは、被害者救出のため北朝鮮への経済制裁発動を政府に求め、国会前で座り込みを行った。東京・新宿で都議会議員選挙初日の第一声街頭演説を終えた岡田克也代表も駆けつけ、流れる汗をぬぐいながら家族の救出を願う横田めぐみさんのご両親はじめ、拉致被害者の皆さんと一人ひとりと握手し、激励した。
座り込みには多くの民主党国会議員も激励に訪れた。ロシアから帰ったばかりだという鳩山由紀夫『次の内閣』ネクスト外務大臣も参加し、北朝鮮から渡された横田めぐみさんの遺骨だとされた骨が偽物だったにもかかわらず、その後何ら手を打ってこなかった政府の無策ぶりを批判。「政府がしっかりと手を打ってくれば、皆さま方が座り込まれてまで救済を求める必要はなかったと思う」と語った。鳩山ネクスト外務大臣は、多くの拉致被害者の方々が北朝鮮の中で厳しい目に遭遇されていることを思うとき、身につまされる思いだとし、「北朝鮮に強く働きかけることによって問題解決を力強く進めていきたい」と訴えた。
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