トップ > ニュース
ニュース
ニュース
1998/07/29
常任委員長などの選出方法をめぐり与野党対立
記事を印刷する

 議長・副議長ポストは、「第1会派から議長を出し、第2会派から副議長を出す」ことが国会の慣例となっている。しかし、参議院で自民党が大きく過半数割れして臨んだこの国会では、議長や予算委員長といった参院の主要ポストも野党が獲得すべきだとの意見が強まった。

 また、常任委員長の選出方法についても、自民党が議員減に伴って野党に明け渡すポストを任意に選ぶ従来通りの「はき出し方式」を主張したのに対し、野党側がドント方式などによる従来の慣行にとらわれないポスト配分を主張。議院運営委員会などで折衝が続けられたが話し合いは難航していた。

 29日夜に参議院の幹事長・国対委員長会談が開かれ、慣例では臨時国会冒頭に行う常任委員長などの選出を先送りし、議長、副議長と首班指名のための暫定的な議院運営委員長だけを決めることで合意した。与野党間で協議を続け、次回の参院本会議定例開催日の8月5日をめどに結論を出す方針だ。

記事を印刷する
▲このページのトップへ
Copyright(C)2024 The Democratic Party of Japan. All Rights reserved.