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1998/07/31
金融再生法案提出へ準備進む 緊急金融・経済対策本部第1回会議開く
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民主党の緊急金融・経済対策本部の第1回会合が31日、国会内で開かれた。今国会で最も重要なテーマだけに、「政策判断と同時に政治判断が重要となる」(仙谷事務局長代理)との認識から、メンバーには総務会長、政調、国対の代表が集められた。
 会議の冒頭で菅代表は「政策と同時に国会内での連携、国民へわかりやすく伝えることなど、いろいろな側面から取り組むためにこの本部を立ちあげた。重要性を認識し、夏休み返上で取り組んでいきたい」と決意を表明した。
 続いて、金融再生法案策定作業チームの池田元久主査が「金融再生計画」関連法案のこれまでの作業状況を説明。法案の緻密化を進めることを確認した。
対策本部には、実態解明チーム(主査・仙谷由人)、税制改革チーム(主査・峰崎直樹)、金融再生法案策定チーム(主査・池田元久)、景気対策策定チーム(主査・海江田万里)の4つを設置し、個別の課題に取り組んでいく。

◆金融再生計画の主要3法案
 民主党で準備を進めている金融再生計画の関連法案は次の3つの法案が柱。すでに参院選前から準備を進め、6月末から衆議院法制局と法案の詰めの作業を行っている。
(1)総理府の外局として国務大臣を長とする金融再生委員会をおき、破綻銀行の公的管理を時限的に行う「金融再生委員会設置法案」。
(2)情報開示と経営責任の明確化などを柱として2001年3月までに金融機関の破綻処理を集中的に実施する「金融機関の再生のための緊急措置に関する法律案」。
(3)金融機関の破綻処理をより効果的に行うために整理回収機構(日本版RTC)を設立する「預金保険法改正案」。

<対策本部メンバー>
本部長=菅 直人(代表)
本部長代行=羽田 孜(幹事長)
副本部長=中野寛成(代表代行)横路孝弘(総務会長)石井一(国対委員長)本岡昭次(参議院議員会長)鳩山由紀夫(幹事長代理)
事務局長=伊藤英成(政調会長)
事務局長代理=仙谷由人(企画委員長)
事務局次長=川端達夫(筆頭副幹事長)角田義一(参議院幹事長)岡田克也(政調会長代理)枝野幸男(政調筆頭副会長)松沢成文(国対副委員長)峰崎直樹(政調副会長、税調事務局長)、池田元久、海江田万里

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