30日午後、川端達夫幹事長は、羽村駅前で行われた街頭演説に参加し、達増拓也衆議院議員や宮崎まさのり候補らとともに、力強い訴えを展開した。
まず演説に立った達増拓也衆院議員(『次の内閣』ネクスト文部科学大臣)は、自ら担当している教育問題について、「学校を中心に地域を立て直す改革が求められている」などと指摘するとともに、「現状の打破のため、本物の地域からの改革を」として、民主党への支持を訴えかけた。
続いてマイクを握った川端幹事長は、マニフェストの意義について触れた上で、サラリーマンへの大増税を盛り込んだ報告の問題を取り上げた。そして、「税金のムダ遣いを放っておいて、無駄な公共事業をたくさんやっておいて、サラリーマンへの増税とは何事だ」と厳しい批判を加え、選挙の時には何も言わずに、「選挙が終わったら、約束もしていない嫌なことをどんどんやるのが自民党のやり方だ」と鋭く指摘した。
川端幹事長は、返す刀で、「何のためなのか分からない」郵政法案についても言及し、小泉首相がサミットへの土産にするために、衆院特別委員会での採決を急ごうとしたが、公明党の反対で先送りされた経緯を紹介。今週中の採決を見送ったのは、「都議選に悪影響がある」と与党が判断したからだとし、こうしたごまかしに「だまされる有権者だと思われているが、なめてはいけない」と厳しい口調で述べた。
また橋梁談合事件についても、道路公団OBの関わりなどを厳しく批判した川端幹事長は、こうした構造に鋭くメスを入れる改革は、「自民・公明ではできない」とし、「皆さんが納得する政治にするために」、民主党への支持を改めて呼びかけた。更に、駅前に集まった聴衆に対し、「弱い者いじめにNO!、税金のムダ遣いにNO!」の声を、などと呼びかけ、演説を締めくくった。
この日の羽村駅前での街頭演説には、川端幹事長・達増衆院議員のほかに、地元の島田久議員、松野信夫議員らも参加し、それぞれ民主党への支持を力強く訴えかけた。
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