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2005/08/17
川端幹事長、宮城県の地震による、屋内プール天井崩落現場を視察
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民主党の川端達夫幹事長は、震度6弱の地震が宮城県を襲った翌日の17日午前、屋内プールの天井が崩落し多数のけが人を出した仙台市泉区の「スポパーク松森」を視察した。

 この施設は、仙台市のゴミ焼却施設に併設されている複合健康施設で、今年7月1日にオープンしたばかり。民間資金活用によるPFI事業によって建設、運営されており、ゴミ焼却熱を利用した温水プールや温浴施設(風呂)、ジムなどを備えている。他にめだった建物被害のない仙台市内で、真新しい施設に大きな被害が出たことに関係者は衝撃を受けている。

 この日予定されていた宮城県内での遊説日程を早めて、早朝の東北新幹線で仙台入りした川端幹事長はさっそく現地へ直行。市の担当者の案内で、屋内プールを一望した。半径約30メートルの扇形の天井から、石膏ボード製の天井のほとんどが金具ごと水面や床面に崩れ落ちている様子に思わず息を飲み、「よく死者が出なかったものだ」と衝撃を隠さなかった。利用者は当時100人以上で、うち7割は小学生だった。

 視察を終えた川端幹事長は記者団に、「想像を絶する状態で、もっと大きな惨事になってもおかしくないひどさだ。けがをされた方に心からお見舞いを申し上げたい」と述べた。また「天井の構造自体は一般的なものだと説明を受けたが、どうしてこのようなことになったのか」と疑問を呈し、関係者による原因究明を求めた。

 地震で吊り天井が落下した同様の事故は2003年の十勝沖地震など過去2例あり、国土交通省は過去2回にわたって事故防止のため各都道府県に設計に関する通知を出している。

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