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2005/08/22
「年金改革と子育て支援の充実こそ重要」岡田代表、茨城・千葉で
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「あなたの子どもや孫たちのために、考え抜いて投票してほしい」。民主党の主張を伝えるために、連日全国各地を精力的に飛び回っている岡田克也代表は22日、茨城、千葉両県の6カ所の選挙区で街頭演説を行った。とりわけ「年金制度の改革と子育て支援の充実こそが将来に対する不安を解消するために絶対に必要」だと繰り返し訴え、「自民党政権ではできない。民主党政権を実現させてほしい」と声を大にした。

 この日の遊説は茨城県稲敷市での茨城3区の小泉俊明予定候補らとの街頭演説からスタート。続いてつくば市内に入った岡田代表は、茨城6区の川口りょうじ予定候補に続いてマイクを握り、「この国の将来を決める選挙。政権を担う政党を選択する選挙にして欲しい」などと、今回の総選挙の意味を力強く訴えた。

 岩瀬町での演説を経て、JR水戸駅前に到着した岡田代表は、水戸市内を選挙区とする茨城1区の福島のぶゆき、茨城4区の高野まもる両予定候補の合同演説会に参加。学生ボランティア隊の呼びかけに足を止めた聴衆や両候補の支援者約500人が見守る中、岡田代表はまず「民主党が自信を持って送り出す候補者。将来の可能性をもった二人をよろしくお願いします」と候補者への支援を呼びかけた。

 そして、郵政改革については、「みなさんの今の生活がバラ色で、将来に対して何の不安もないのなら郵政民営化の問題だけで決めていい。しかし、これからどんな日本になるのか心配する人は、それにこたえる政策を正面から訴えている民主党に目を向けてもらいたい」と強調。その上で、小泉郵政民営化法案は、郵便ネットワークの維持と営利を追求する民営化という矛盾を抱えた内容だと指摘。民主党が主張する郵貯・簡保の段階的縮小策の妥当性を訴えた。

 年金制度改革に話題を移した岡田代表は、「自民党や公明党のマニフェストを見てほしい。彼らは1年前に強行採決したあの案を、今でも『安心の年金制度』などと言っている」と批判し、「本当にしっかしと改革していくのなら民主党政権を選んでほしい。自民党政権では何も変わらない」と声を張り上げた。

 また子育て支援政策についても、「月額1万6000円の子育て手当制度の他にも、総合的な政策をマニフェストで約束している。ぜひ読んでほしい」と、「そういうことに無関心な小泉政権を選ぶのか、子供を産み育てたい人たちの立場に立つ民主党政権を選ぶのか。みなさん一人一人に問われている」と訴えた。

 岡田代表は、中央集権から地方分権への政策転換にも言及し、「霞ヶ関に権力が集中した中央集権でこの国はおかしくなってしまった。そういった構造をぶちこわしていく」と強調。

 演説の締めくくりに、岡田代表は「真剣にこの国の将来を考えよう。劇場政治や話題性だけで、皆さん自身の将来を左右していいのか」とさらに口調を強め、「この選挙では私たち政治家も試されている。試されているのは“覚悟”だ。私はマニフェストに書いてあることは死んでもやりぬく。私にはその決意はできている」と宣言。そして、「生意気を言うようだが、皆さん一人一人も試されている。本当にこの国のことや自分自身、子どもや孫の将来を考えているのか、一時のお楽しみで物事を決めるのか。間違えないでほしい。考えて、考え抜いて投票してほしい」と拳を振り上げ、「いっしょに日本を変えて、夢のある日本をつくっていこうじゃありませんか」と聴衆に訴えた。

 宣伝カーから降り、聴衆の中に分け入った岡田代表のまわりには握手を求める人たちが殺到。口々に激励の声をかけていた。

 岡田代表はこの後千葉県に入り、まずJR新松戸駅前で千葉7区の内山あきら予定候補と街頭演説。この日最高の約2000人が駅ロータリーを埋め尽くした。

 さらに仕事帰りの通勤客で満員の電車に乗って柏市に移動した岡田代表は、駅前で千葉8区の松崎公昭予定候補とともに演説し、ここでも握手を求める聴衆にもみくちゃにされていた。握手された若い女性は「岡田さんはテレビで見るよりも若々しい。はつらつとしていてステキでした」とうれしそうに語っていた。

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