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1999/01/09
民主党代表選挙告示 松沢成文氏、菅直人氏が立候補




民主党の代表選挙が9日告示され、立候補の受付が国会内で行われた。その結果、松沢成文衆議院議員と菅直人衆議院議員の2氏が届け出、両氏の間で代表の座が争われることになった。

 同日夕、国会内で開いた共同記者会見で、松沢成文候補者は「複数の候補者が出て、国民の前で論議することこそ開かれた政党の要諦(ようてい)だ」「改革の政策を国民に分かりやすく提示したい。ブレア、クリントンも40代でリーダーになった。日本でも40代のリーダーを目指す」、菅直人候補者は、「9か月間、野党第一党としてやってきて、自民党に代わるのは民主党中心の政権交代だろうと国民の皆さんに認められた」「民主党の機能を積極的でダイナミックなものにする」とそれぞれ決意を表明した。

 投・開票は1月18日の党大会で行われる。また、両候補の経歴・抱負・政策を記載した選挙公報は11日に配布される。代表選挙管理委員会では、1月13日に両候補による公開討論会を下記の会場で開くほか、街頭での演説会などを予定している。


◇民主党代表選挙公開討論会
日時:1999年1月13日(水)18時から
会場:星陵会館大ホール(千代田区永田町2-16-2)

立候補した両氏のプロフィール(届け出順)

松沢 成文(まつざわ しげふみ)候補
●生年月日/年齢             
昭和33(1958)年4月2日(満40歳)
●略歴
昭和33年 神奈川県川崎市生まれ。昭和57年慶應義塾大学法学部卒。昭和60年(財)松下政経塾三期生卒塾。米国連邦下院議員スタッフ。昭和62年神奈川県議会議員当選(最年少)2期、平成5年衆議院議員当選(新生党)、現在2期目。現在、党国対副委員長、党企画委員長代理、党「雇用・新産業プロジェクトチーム座長、衆議院議院運営委員会理事。主な著書=「この目で見たアメリカ連邦議員選挙」「僕は代議士一年生」「拝啓小沢一郎党首殿」他多数。


菅 直人(かんなおと)候補
●生年月日/年齢
昭和21(1946)年10月10日生まれ(満52歳)
●略歴
1946年山口県生まれ。東京工業大学卒。弁理士。 74年故市川房枝元参議院議員の選挙事務長を務める。市民運動から政治の道へ。77年社会市民連合(後の社会民主連合)結成に参加。80年衆議院議員に初当選(現在6期目)。94年新党さきがけ入党。96年1月厚生大臣就任、薬害エイズ問題の真相究明と和解に尽力。同年9月鳩山由紀夫氏らとともに民主党を旗揚げ、代表に就任。98年4つの政党が統一し新しい民主党が誕生、代表に就任、現在に至る。
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