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2006/03/03
党の立て直しへ一体感もって全力尽くす 鳩山幹事長、会見で
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 鳩山由紀夫幹事長は3日午後、党本部で定例の記者会見を開催し、ライブドアについての「メール問題」について改めて謝罪するとともに、渡部新国対委員長の下での国会運営に期待感を示し、党の立て直しに向けた決意を改めて語った。

 鳩山幹事長はまず、メール問題に関し、「党として、国民の皆さま方に、国会を混乱させ、権威を傷つけたということを心から深くお詫びを申し上げたい」と改めて陳謝し、「自民党の武部幹事長とそのご次男の方についてもお詫びを申し上げる」とした。また自民党から寄せられた二度にわたる質問状へのわが党の回答に関し、自民党幹事長談話が発表され、「基本的にこの問題に関して、自民党としても民主党の立場を了としたいとのことだった」と鳩山幹事長は述べるとともに、「民主党としても当然のことながら、国会の権威を高めるために、一層努力を傾注していく」との決意を披露した。

 また鳩山幹事長は、この日午後の両院議員総会で、野田国会対策委員長が辞任し、新たに渡部恒三最高顧問が国対委員長就任が了承されたことについても触れ、「経験豊かな国対委員長の指導の下で、より安定感のある国会運営ができると大いに期待をしている」と語った。

 平成18年度予算が衆議院で可決されたことについても鳩山幹事長は、残念だとの思いを述べるとともに、いわゆる4点セットの問題など、大きな問題が山積にしていたにも関わらず、「問題の本質が国民の皆さんに十分に理解されたかどうか」として、メール問題の影響について自戒を込めて言及。「これから参議院側で、しっかりと議論を願いたい」とした。

 またメール問題に関して、国民の皆さまから「もっとしっかりやれという叱咤激励を賜っている」ことに感謝するとし、「党の非常に危機的な状況であるが、この難局を乗り越えていくため、一体感をもって臨んでいくことをお約束する」と力強く語った。また、メール問題が「なぜここまで大きな問題になってしまったか」について、「事前的な部分と事後の部分をしっかり検証」し、「再発防止策にも万全を期していまいりたい」とも鳩山幹事長は述べた。

 鳩山幹事長は、明日行われる全国幹事長・選挙責任者会議についても、今回の混乱に関して「様々なご批判が寄せられる」だろうとし、地方の皆さんの声を「しっかりと真摯に受け止め、再出発を図ってまいりたい」とし、党本部と県連が一体となって民主党を立て直していくための、「一つの大きな契機になる」よう期待すると語った。

 また、鳩山幹事長は渡部国対委員長の人物評についても問われ、特に両院議員総会での渡部国対委員長の挨拶に関し、「そこに参集している全ての両院議員に感動を与えた」と賞賛。「心を非常に大事にされる渡部国対委員長だからこそ、皆さんの胸を打つ演説をなさることができると感じ入った次第だ」として、「国会運営を軌道に再び乗せるためには最適任の方だ」と改めて語った。

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