23日から九州各地で遊説活動を繰り広げている岡田克也代表は24日、大分県別府市を訪れ、大分3区の横光克彦予定候補の応援演説を行った。
代議士歴12年の横光予定候補はこれまで社民党の国会対策委員長、副党首を歴任した重鎮だが、今回初めて民主党の公認を得て立候補する予定だ。
JR別府駅前の広場を埋めた約500人の聴衆を前に、横光さんからマイクを受け取った岡田代表は、「私たちはずっといっしょに日本の政治を変えたいという同じ思いを胸に、政治家としてがんばってきた。このたび、勇気ある決断をして、民主党に入り、一緒に戦えることが決まった。本当にありがたい。ぜひ力を結集して政権交代を成し遂げよう」と呼びかけ、横光氏とがっちりと握手を交わした。
そして、「衆議院総選挙は、これからの国の運営をどの政党に任せるのか、誰をリーダーに選ぶかを決める選挙だ。おひとりおひとりが、自分自身の将来と子どもや孫たちの将来を考え、恥ずかしくない選択をしてほしい」として、民主党の年金制度改革や子育て支援政策がなぜ必要なのかなど、持論を繰り返し訴えた。
次の演説場所への出発まで少しでも時間があれば、すぐに聴衆の元に駆け寄って握手を交わす岡田代表の回りには幾重にも人の輪ができ、「頑張ってください」「改革を頼みます」などと民主党への期待の声が相次いだ。
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