8日午後、国会内において第359回常任幹事会が開催され、第3次衆議院公認内定および党員・サポーターの定時登録の実施などが承認された。
会議は川端達夫常幹議長の司会の下に行われ、冒頭前原誠司代表が挨拶に立ち、まず秋篠宮妃・紀子さまご懐妊の報について、「喜ばしいことであり、お祝い申し上げたい」と語った。そして小泉首相の皇室典範改正案の今国会提出にこだわらないとの発言に触れ、「当然のことだ」としつつ、この問題について民主党は江田参院議員会長を中心に研究を続けていくと語った。前原代表は、これからは腰を落ち着けて、耐震偽装や官製談合などの小泉改革の影の部分について議論していくと述べ、さらにライブドア事件を追及していくと闇が見えてくるとし、これらの問題を「徹底して追及することで、民主党の政策議論の高さを示したい」と締めくくった。
続いて鳩山由紀夫幹事長が報告を行い、各ブロックの国会議員団会議の定期的な開催を要請するとともに、木俣参議院議員の事件については事実を踏まえて対応すること、議員年金廃止法案への参院における対応についても事実関係を調査して対応することを報告した。
山岡賢次副代表は、BSE問題対策本部訪米調査団および豪雪災害対策本部の活動経過について報告した。野田佳彦国会対策委員長は、今後の国会日程と民主党の対応方針について報告した。平田健二参議院国対委員長は、今後の参院の国会運営について報告した。松本剛明政策調査会長は、天下り禁止法案、官製談合禁止法、日本版SEC設置法の提案および民主党としての予算案決定について報告するとともに、憲法調査会提言についての対話集会の早期実現をすすめると報告した。玄葉光一郎幹事長代理は、民主党のシンクタンクである政策プラットフォーム(プラトン)の理事に藤井裕久前代表代行ほか一名が追加して選任されたことを報告した。平野博文総合調整局長は、パレスチナ立法評議会選挙監視活動について報告した。広中和歌子副代表は、パーティー実行委員長として、党バーティーが5月30日午後6時から都内のホテルで行われることを報告した。
次に報告・承認事項に移り、安住淳選挙対策委員長から次期衆院選挙の第3次公認内定者が報告され、承認された。その際、安住選対委員長は、基準に合致しない場合であっても、合理的な根拠のある場合には内定を行うことがあるとしつつ、今後は候補者公募を行っていくとの方針を示し、承認された。また、安住選対委員長より、埼玉県連、神奈川県連、京都府連から申請された統一自治体選挙の公認・推薦について報告があり、承認された。組織総局長を代理して津田弥太郎次長が、5月末日を本部での締め切り期限とする党員・サポーターの定時登録の実施および現職国会議員総支部500名、公認内定者総支部300名、その他の小選挙区総支部100名の最低登録者数、さらにそれぞれ1000名、500名、200名とする登録目標数について報告し、承認された。最後に協議事項に移り、安住選対委員長より来る京都府知事選挙における山田啓二候補者の推薦が提案され、決定された。
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