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2006/02/09
野田委員長、自民・菅原議員のアンフェアな質疑態度を厳しく批判
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 野田佳彦国会対策委員長は9日午前、国対役員会終了後に国会内で記者会見を開催し、自民党の伊藤公介衆院議員の証人喚問の問題についてコメントしたほか、同じく自民党の菅原一秀衆院議員のアンフェアな質疑態度について厳しく批判した。

 伊藤公介議員の証人喚問の問題に関し、今日にも与党側から諾否の回答が出てくることを改めて明らかにした野田国対委員長は、「当然受けるということだろうと確信をしている」と言明。その理由として、伊藤公介議員が自らの著書の中でロッキード事件に触れ、「政治家が証人喚問を要求されたら、堂々と身の潔白を明らかにするべきで、それくらいのことができないなら議員を辞職するべき」と記述していることを指摘し、「政倫審で何とか、ということは選択肢としてあり得ない」と断じた。そして野田国対委員長は、伊藤議員が、「証人喚問に応じるか、議員を辞めるか、ご本人の判断を待ちたい」とした。

 また、この日の午前中の衆院予算委の質疑で、自民党の菅原一秀議員が、一方的にその場で誰も反論できないテーマを羅列しながら「公党の中傷をするというやり方」をしたことに、野田国対委員長は怒りを込めて言及。真摯に議論をしていくという委員会の場で、「あまりにもアンフェアな態度だ」とし、予算委や議運委の理事から厳しく抗議する意向を示すとともに、「そう簡単に次の日程協議には応じられない」と述べた。

 また、野田国対委員長は、菅原氏が自民党副幹事長であることにも触れ、どうやら「(武部)幹事長の指令で民主党を攻撃しろ、ということのようだ」とも述べ、「単なる喧嘩ではない」とし、「真摯な質疑をするというのは大原則」であるが、その「信義にもとる行為だ」と批判。「しっかりと、のしを付けてお返しをする。なめるなよ、ということだ」と語気を強めて述べ、「質疑の中でわれわれは追及をする。やり方はフェアであるべきだ」と指摘した。

 このほか野田国対委員長は、耐震強度偽装問題が姉歯元建築士のもの以外にも広がりを見せつつあることに関し、国土交通委員会だけではなく、予算委員会の中でも質疑をしていくと表明し、「四点セット以外にもしっかりとした質疑が始まった」予算委員会でも、「段々と(ラヴェル作曲の)ボレロのように、面白い場面が高まっていく」との期待感を示した。

 なおこの日の会見には、藤村修国対委員長代理、中川正春衆院議院運営委員会筆頭理事も同席した。

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