党憲法調査会長の枝野幸男衆議院議員は9日午後、記者団に対し、前日に与党側から憲法改正国民投票法案の共同提案に向けた協議入りの働きかけがあったことを明らかにしたうえで、民主党として、この協議入りを歓迎するとの考えを表明した。
枝野会長の説明によれば、9日昼過ぎから開かれた同調査会役員会でこの問題を協議した結果、(1)「憲法改正国民投票法案」の共同提案に向けた協議は歓迎する、(2)ただし、この協議は国民に開かれた公式の場で行うべき、(3)衆議院ではすでに憲法調査特別委員会が設置されているので、その理事間協議の場で協議するのが適当、(4)参議院での協議の場については、参議院側で相談する、(5)衆参両院で足並みを揃える必要があるので、参議院での協議の場が発足した時点で衆議院での協議もスタートし、その上で衆参の連動を図る――ことを確認。近く自民党側に衆参それぞれの窓口を通じてこの方針を伝えるとしている。
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