民主党が25日に申し入れた、岡田克也代表と自民党の小泉純一郎総裁との公開討論の開催要求に対し、自民党は26日午前9時45分、正式に拒否の回答を示した。
自民党の世耕弘成参議院議員(広報本部長代理)が民主党本部を訪れ、藤井裕久代表代行、平野博文幹事長代理に伝えた。これに対し、民主党の藤井代表代行は「最高責任者による公開討論の拒否は承服しかねる」と、はじめから逃げ腰の自民党の姿勢を批判し、政権与党の責任として公開討論に応じるよう強く再考を求めた。
回答の中で自民党は、1対1の討論はできないが、29日に行われるNHK「日曜討論」での党首討論をふまえ、全政党で政策実務を担当する若手議員による公開政策討論会を、31日に開きたいと提案してきた。
藤井代表代行は記者団に、若手による公開討論については「あらゆる場において我々の考え方を多くの方に知ってもらうのはいいことなので、拒否はしない」として、受け入れる考えを示唆。しかし、岡田代表と小泉総裁による党首同士の公開討論拒否ついては、「総選挙での争点隠し、年金、外交、税金のムダ遣いなど、一番触れられたくないことから逃げている」と、自民党の誠意の無い対応を厳しく批判し、あくまでも最高責任者による討論の開催を求めていく考えを示した。
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