7日午前、国会内において第363回常任幹事会が開かれ、メール問題の謝罪、党員・サポーターの特別補充登録の取り扱いなどについて報告が行われ承認された。
会議は川端達夫常任幹事会議長の司会の下に行われ、冒頭前原誠司代表が挨拶に立ち、あらためて渡部恒三新国会対策委員長を紹介するとともに、国対委員長代理および幹事長代理の人事を紹介した。そして4日に開かれた全国幹事長・選挙責任者会議を振り返り、厳しい意見が出たが、全党一致で再生に向かうことが確認できたと語った。また、参院における予算審議で質の高い議論が行われていることに感謝すると述べた。続いて鳩山由紀夫幹事長が全国幹事長・選挙責任者会議での厳しい意見を踏まえて党の再生に向かっていくことを報告し、渡部国対委員長に挨拶を依頼した。
挨拶に立った渡部国対委員長は、鳩山幹事長の強い要請によって就任したと述べるとともに、就任後にテレビ番組に出演した際の感想として、送金メール問題に強い批判をしていた番組に出演しても嫌な感じは受けなかったと述べた。渡部国対委員長はその理由として、国民は与党の誤りを正すのは野党の存在であるということを知っているからだとした。そして、大政翼賛会の下で政友会と民政党の二大政党制が潰された経緯を回顧し、民主党は与党が躓いたときには政権を担当できる存在になるべきだと激励した。そして平野博文総合調整局長が、国対委員長代理として、新たな方針に基づいて後半国会に臨むと報告した。平田健二参院国対委員長は、参院予算委の総括質疑は政策を中心に行っているが、今後6回の集中審議を要求し、問題追及もあわせてすすめていくと報告した。松本剛明政策調査会長は、次の内閣での審議状況を報告した。
次に報告・承認事項に移り、鳩山幹事長より武部自民党幹事長の次男から求められている送金メール問題に関する謝罪広告については、民事上の問題として応じる方向で対応するとの報告があり、承認された。その際、党の検証チームとしての結論を早急に出すべきことなどについて活発な意見が交わされた。また鳩山幹事長より、前回の常任幹事会で議論された昨年10月に行われた党員・サポーターの特別補充登録の取り扱いについては、特別登録実施の際に定められた特例規則の定める原則通りとし、特別登録した党員・サポーターについても改めて今年5月の定時登録を求めるとの報告があり、承認された。
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