来るべき総選挙に向け、必勝態勢をつくるための「民主党/候補者選挙アカデミー」が3日から5日まで党本部で行われた。3日間で、党所属の衆議院議員と公認の予定候補者を対象に「訴える政策のポイント」「政治家としての礼儀作法の極意」「マーケティングとしての選挙」「都市型選挙必勝術」「支援組織とのつきあい方」など、多岐にわたる講座が開催された。
開講に当たって激励のあいさつに立った菅代表は、自らの経験をふまえた候補者心得を披露。「なぜ立候補するのか、徹底的に自問自答を」「有権者が見ているのは、候補者が何を言うかではなく人柄だ」などをアドバイスした。そのうえで次期総選挙について「チャンスという以上に画期的な選挙になりうる社会的・政治的状況にあるのではないか」と指摘。マスコミの予想に反し、参議院選挙で都市部の投票率が農村部と大差ないほどに上がったことを挙げ、「総選挙が100年に1度の構造改革のスタートになるという熱気が広がったとき、変わるかも知れないという国民の行動も盛り上がっていくのではないか。日本は変わるという熱気を巻き起こして、政権をダイナミックに変えていこう」と檄を飛ばした。
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