ニュース
ニュース
2005/07/03
「民主党への期待が大きいことを痛感」各地で党公認候補が喜びの声


3日に投開票が行われた東京都議会議員選挙で、民主党は35議席に躍進した。目黒区の伊藤ゆうさん、練馬区の野上ゆきえさん、武蔵野市の松下玲子さんの喜びの声は以下の通り。


(目黒区)伊藤ゆうさん、初当選を決め「マニフェストの推進に取り組む」

 3日に投開票された東京都議会選挙にて、民主党の公認候補者の中で最年少(28歳)である目黒区の伊藤ゆうさんが早々と初当選を決めた。伊藤さんは、選挙戦を振り返って「民主党への期待が大きいことを痛感した」と述べ、議員年金の廃止など都議会の利権の見直しや、総合学習の充実といった教育問題を訴えたことが、有権者に受け入れられたとの見解を示した。

 伊藤さんはまた、今後の抱負として、民主党が掲げた「TOKYO Manifesto 2005」(東京マニフェスト)を推進し、民主党は公約を実現するのだという姿を示し、都議会だけでなく国政でも政権交代を進めたいなどと語った。


(練馬区)野上ゆきえさん、厳しい選挙戦を戦い抜き、当選を勝ち取る

 東京都議会議員選挙は3日、投開票が行われ、即日開票の結果、練馬選挙区(定数6)では、民主党公認で新人の野上ゆきえ候補が初当選を果たした。

 事務所で当選を待ちわびていた多くの支持者らを前に野上候補は、「この選挙は、野上ゆきえの選挙ではなく、皆さんの選挙だった。皆さんの力が集まったからこその選挙ができた。これからは、民主党の政権交代へ向けてがんばっていきたい」と当選後の第一声を語った。


(武蔵野市)1人区の武蔵野市で松下玲子候補、自民党現職破り堂々の勝利

 東京都議会議員選挙の投開票が行われた3日、1人区の武蔵野市選挙区から「生きる活かす東京!」のキャッチフレーズを掲げ、子育て支援政策の実現をアピールして熱い選挙戦を展開してきた新人の松下玲子候補は2万1456票を獲得して自民党現職を破り、見事当選を果たした。

 選挙事務所には、ともに選挙戦を戦ってきた支持者が大勢詰めかけたほか、選挙戦初日から何度も武蔵野市に入って松下候補の応援活動を行ってきた菅直人前代表(『次の内閣』ネクスト国土交通大臣)も駆けつけ、勝利の喜びを分かち合った。

 勝利の万歳の後に花束を手にした松下候補は、接戦を勝ち抜いた選挙戦を振り返って、「本当に多くの皆さんに支えられて、ここまで来た。感謝の気持ちでいっぱい」と語り、政治を変えたい、しがらみのない新しい政治を武蔵野からつくっていきたいとの声が届いたのだと思う、と自らの勝因を分析した。

 今後の抱負を記者から問われ、「税金のムダ遣いを徹底的に見直した上で、様々な都政の課題に一生懸命取り組んでいきたい」と満面の笑顔で語った。

 菅前代表も、「武蔵野市民の皆さんの、民主党に勝たせたいとの思いが届いた結果だと思う」と述べ、自らの選挙区でもある武蔵野市民の懸命な選択が国政だけでなく都議会議員選挙でも示された結果だと分析。「やっぱり武蔵野だとの思いを改めて感じた」と述べた。

 民主党候補勝利がもたらす都政への影響について記者から問われたのに対して菅前代表は、「これまでは(民主党が占める議席数は)政党では3番目だったが、これでしっかりとした2番目になる。都政に取り組む再スタートになると思う」との見方を示し、今回の都議選で当選を果たした民主党都議会議員を中心に都政のあり方を議論していくと表明した。
記事を印刷する