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1999/02/24
国際援助における「グッドガバナンス」を/広中副代表がシンポジウムで発言
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民主党の広中和歌子副代表が2月24日、外務省と財団法人国際開発高等教育機構が都内で開催したフォ−ラム「21世紀への国際開発のパラダイムシフト」にパネリストとして出席し、国際援助における「グッドガバナンス(良い統治)」について発言した。

 「グッドガバナンス」は90年代初め以降の主要な国連サミットにおいて、共通の課題としてその内容が深められてきた。このフォーラムでは特にODAにおけるガバナンスに絞りこみ、さまざまな角度から考察を加えられた。当日は政府関係者、開発専門家、NGOメンバ−の他、大学や一般企業から約100名が参加した。

 広中副代表は「グッド・ガバナンスとは、政治・行政において効率・効果・透明性・民主的参加を確保すること。わが国のODAにおいては、それに加えて、環境と開発を両立させ、軍事的用途を避け、基礎生活分野(BHN)を中心とした援助を実施する等、ODA大綱の定める理念にのっとったうえで「良い統治」の条件が満たされていることである」と発言した。

 さらに、「ODAが国民の税金である以上、国民の理解を得ることが必至であり、そのためには、援助を行う際に被援助国にもグッドガバナンスの確保を求めることが、日本政府の義務と責任である」と強調した。
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