鉢呂吉雄国会対策委員長は4日昼、国会内で記者会見し、東京都議会議員選挙の結果について、「35議席を獲得したことはまだまだ力不足の点もあるが、低い投票率のなかで、ある面では自力を発揮した」と分析。郵政民営化法案廃案に向けたこの間の民主党の対応がプラスに働いた結果だとする見方を示した。
その上で鉢呂国対委員長は、この勢いを次期総選挙で活かしていくと表明するとともに、郵政民営化法案への対応をめぐっては、「一両日中の重大な局面に対し、徹頭徹尾この躍進を受けてがんばっていく」と主張。竹中郵政民営化担当相に対する不信任案提出を含め、検討できるあらゆる手立てを講じて、野党第一党として、民主党が主導権を持って廃案に向けて全力を尽くしたいと強調した。
また、自民党内の民営化反対派に対しては、「政治家としての信念を最後まで貫き通すことが大切だ。民主党と連動するよう最終的決断をお願いしたい」と述べ、5日の衆議院本会議での法案採決時の心ある対応を求めたいとした。
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