23日午後、国会内において民主党憲法調査会衆参合同会議が開かれ、国民投票法制の制定を国民に開かれた場である国会の特別委員会での合意形成を抜きに進めようとする自民党幹部の発言に対して、枝野幸男会長が厳しい批判を行うとともに、与党の猛省を求めた。
会議の冒頭に枝野会長が挨拶し、衆院憲法調査特別委での論点整理を受けて、この会議を先週から定例で開催しているが、自民党の久間衆院議員の発言のため、今日はその状況の報告を行うと述べた。枝野会長は、この問題は院の権威にもかかわる問題だと語った。
議事の中で枝野会長は、自民党の久間衆院議員が自公2党で提案するなどとの発言を行ったことは、特別委の現場の協議を踏まえていくという確認に反するものであり、特別委理事会で強く抗議したことを報告した。そして、今後の自民党のこの問題に対する対応を注視すると語った。
枝野会長は会議後に記者団の質問に答えて、民主党は条件闘争をしているのではなく、与党側の姿勢に対応しているのであり、事柄は信頼関係にかかわることなので、与党側がわが党にも国民にも分かるように対応すべきだと語った。
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