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2006/03/24
【参院予算委】山根議員、統合医療に対する予算措置について質問
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 24日午後、参議院予算委員会で国民生活・教育に関する集中審議が開かれ、民主党・新緑風会の山根隆治議員は、統合医療への予算投入や大学センター試験におけるリスニングテストの実施方法などについて質問した。

 山根議員はまず、統合医療の問題について、有効性が科学的に立証されている治療もあり、欧米でも研究が活発になっていると紹介。平成18年度予算で1億円が計上されている統合医療に対する評価や今後の予算投入について、小泉首相はじめ関係閣僚の見解を質した。その上で「欧米に比べかなりの後れを取っている。来年度以降も思い切った予算措置が必要」と指摘し、積極的な導入によって、大胆な医療費削減計画を立てることが可能になると述べた。また、統合医療の見直しに伴い、保険請求手続きなどについても改革されるべきだとした。

 山根議員はさらに「日中韓で統合医療を考える」という2月に開催されたシンポジウムにも言及し、三ヶ国による東洋医学の研究所の設立を提案。外交関係が色々な要因で円滑でない中、「東アジアにおける平和構築の第一歩にすることが可能」だとして、統合医療に関する予算配分を検討するよう重ねて求めた。

 続いて山根議員は、1月の大学入試センター試験で、初めて英語リスニングテストを実施した際のトラブルに言及。約50万人が受験で使用したICプレイヤーの費用は約16億円(1台あたり約2600円)であるが、一回のみで再利用されない点について「国民生活が不安定の中で許されるか。受験生に負担が行く」と指摘した。小坂文部科学大臣は様々な検討の結果であり、現実的判断であるとした。これに対して山根議員は、館内放送による一斉テストの再検討を改めて強く求め、質問を終えた。

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